🍁事業趣旨
- 超高齢社会と核家族化、社会意識の変化により、地域のつながりが希薄化し、地域や住民が抱える問題は複雑になり、既存の制度だけでは限界がある。
- 地域課題を解決するため、子どもから高齢者などあらゆる年代、障害のある人もない人が、行政に頼らなくても自主的に支え、支えられる地域づくりが求められている。
- 現在、県内で自主的な助けあい活動を実施している団体が集まって、運営のノウハウなどを情報交換する場がなく、新たな立ち上げにそのノウハウ活用できず、地域課題を解決する自主的な助け合い活動が広がらない。
- 地域の助け合い活動をしている関係者が集まり、課題や情報を共有し、さまざまな分野(農林業、観光、商工業、輸送、文化など)と連携する多分野連携推進サポーターを養成するなど、新たな仕組みづくり・モデル事業になる取組みを実施する。
🍁事業概況
(1)全体調整・事例検討会議
①企画調整会議
- 地域で活動されている団体、個人に参加していただき、滋賀県内の住民が参加して支え合うお互い様の地域づくりについて検討する企画調整会議を年間にわたり6回開催する。
- 地域の課題や取組・活動団体、各市町での取り組みなどの情報を収集し、本協働事業の方針、活動方針を調整、共有し、地域における助け合い活動の活性化について検討する。
- また、これまでの福祉の枠を超えて、農業や環境、まちづくりなど様々な分野の人たちの参画により、新たな地域の助け合い活動の広がりについても検討する。
②事例集の作成
- 地域住民の困りごとを住民レベルで支え合うさまざまな取組の好事例集を作成し、新たな活動の参考にしてもらえるように各市町、関係団体等に配布する。また、ホームページにおいても広く周知する。
・地域の課題について、自分も活動や貢献をしたいと考えている人向けに、普段の活動を通じ、自分にできることを持ち寄り、安心して暮らせる地域づくりの視点から作成する。
(2)多分野連携の実践者研修
①住民参加支え合い活動連絡会
- 分野を超えて住民が参加して地域の支え合い活動を行う実践者、これから活動をはじめたい方、市町関係者等に参加いただき、各地の好事例の紹介等をもとに、地域の支え合い活動の立ち上げに必要な知識および運営等に関する各種情報・ノウハウ等を学び、参加者の意見交換、今後の活動につなげたり、新たな連携づくりのためのグループワーク等を行う。
年間2回開催、延べ参加者数80人
また、住民参加支え合い活動についてのホームページを作成し、活動の活性化につなげられるようにする。
②出張支援(アドバイザー派遣)
- 地域の助け合い活動の運営について、適切な助言ができる人材をアドバイザーとして選定し、現場における面接または電話等により相談に応じる。
(3)住民参加支え合いフォーラム
- 地域の暮らしの中の困りごとに気づいた人が、困ったときはお互い様と支え合えるつながりのある地域づくりを目指して開催する。本フォーラムでは、分野を超えて支え合いがある地域づくりや、活動することがその人の役割、生きがい、楽しみとなり自己実現にもつながることなどを含めた講演と、パネルディスカッション等による活動団体の実践報告等から活動のヒントやノウハウを学び、各地域での活動の活性化や発展、新たな取り組みの創造につなげる。そして、さまざまな人が支え合うお互い様の地域が県内に広がるきっかけとする。
🍁助成金・補助金など
○滋賀県 協働提案制度事業 委託費(補助金)
🍁担当役員・担当事務局
○担当役員:谷理事長・福井理事・成瀬理事 ○担当事務局:高島事務局(古谷)
🍁2019年度の取り組み
- 企画調整会議:年間6回以上開催
- 好事例の収集、事例集の作成:冊子の印刷、各市町、関係機関、関係団体に配布・ホームページへの掲載
- 多分野連携の実践者研修(住民参加支え合い活動連絡会)県内2か所、延べ80人以上の参加者
- アドバイザーの派遣(立ち上げ支援等)4か所以上、延べ28回
- フォーラムの開催:1か所、参加者100人